酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

岡村本家 ますます目が離せません!

岡村さんの杜氏さんに報告兼、足りなくなった金亀しろの注文電話をさせていただきましたら、いろんなことをお話してくださいました。考えてみれば杜氏さんとこないにお話したのは初めてかも・・・とにかく、熱い方です。電話の向こうからも嬉々とお酒造りに取り組んではるのが伝わって来ました。さらにいろんな人々の意見に耳を傾けながら、真摯に酒造りに取り組んでおられる様子も大変好感が持てました。(それに男前やし・・・

どうして山田ではなく玉栄なのか?のなぞも解けました。あひるちゃんのブログ岡村本家と遊亀亭とその界隈にもあるように、ここのお蔵は地元で愛されること・・地産地消・・そしてそれを他へ発信することに力を入れてはります。

ここは古い文化的家並みなどの保存にも尽力を注がれ、農家の人たち(よしだ農営組合)や地域に暮らす人たち、そして県立大学の学生さんなどなど・・・もひっくるめた酒造りとまちづくりをしていこうとしてはります。

そして、「県環境こだわり農産物」の認証を受けたよしだ農営さんは、昔からこの土地に合うから・・・と美味しい玉栄を育てることに力を注いではったことから、このお米が岡村さんのメインのお米になったというわけです。ただし、金亀しろは日本晴れでないと求めるお酒にならなかった事から日本晴れを使用。また試行錯誤の中で山田錦の魅力も捨てがたいと,山田錦も作ってはるということです。


2004年に大阪にも遊亀亭がオープンしたのですが、ここのお蔵の酒だけではなく他の近江の地酒もおいて「近江の地酒の美味しさを発信したい」という心意気も素敵です

園田杜氏さんは、金亀 しろをもっと寝かせて、さらにとろりとした甘みの熟成酒を造りたいとおっしゃってました。この他にも 本醸造シリーズ大星 純米シリーズ長寿金亀 の磨き違い BY違い 生火入れ など・・・・・じっくりゆっくり試行錯誤しながら様々なお酒が育っている最中なのやそうです。ますます目が離せない岡村さんです!


園田杜氏