比良山を下山して行ったのが、草庭というお店。 奥さんの鑑識眼で選んだ全国から集まった素敵な陶磁器やガラスが並べられていました。そしてご主人は樽職人 中川周士さん・・お父さんは人間国宝なんやて!工房も見せていただきました。
木のこともめっちゃお詳しい。それぞれの木のにおいも嗅がせていただきました。すっぱかったり 華やかな香りやったり。また水に強かったり酸に強かったり 軽かったり・・・そんな木の個性を生かしていろいろな生活用具が生まれていきます。ものすごい数の鉋(かんな)!ほかにも仰山ありました。鉈(なた)、銑(せん)や割り鎌(わりがま)など。200年近く使っている道具もあるんやて。
こうやって時間をかけて 鉈で切られた木を乾燥させます。なので空気が大事大事。
なかなか現代の暮らしの中では使われることが少なくなってきた木桶という道具。手間隙かけて吟味を重ねて作られた逸品なので高価ではありますが、きちんと手入れをして保管をすれば 修理をしながら一生どころか次の代まで使えるのが魅力。ええもんをじっくり慈しんで使うの暮らし方がええな。職人さんの数が減ってきているので 遠くは東北とかからも修理に来はるとか。が、今回買うにはお値段が・・・・
大丸や高島屋での個展展開が一月に一回くらいのペースで。雑誌ミセスにも紹介され、目利きができてそして豊かな人たちに人気のようです。私もいつか・・・・・・ほしいな。
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