酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

かんじる比良

昨日の続きになりますが、この比良には木工に限らずものすごい腕をお持ちの職人さんが200人くらいやはるそうです。

昔のお酒と同じく、京都というだけでブランドになって売れる・・・という感覚が、伝統工芸の中にも生きているのですが、京都に比べてここ比良はなんちゅうても土地が安い・・・空気がええ・・・山にも湖にも恵まれたすばらしいところ。特に芸術を志す人たちは自然環境の素晴らしいところに身をおいているということがきっとものすご大切なんやと思います。先日放映された今森さんの映像の音楽を担当された(むっちゃよかったです加古隆さんの言葉が思い出されました。新聞をきりぬいてましたんや。(多分産経新聞

情感をたっぷり含んだ響きに胸にしみる美しい旋律を託して詩的な世界を創造する。葉の緑の変化、そよぐ風、星のまたたき。すべてが音楽。光そして闇どちらも詩的な感慨を運んでくれます。日本人であることが大きな財産です。ピアノの音色は日々目にする鮮やかな光、新鮮な空気を胸の奥に与えてくれる。美しい響きを求めること。それは清らかな水をもとめ大いなる命を秘めた大地に尊敬の念を抱くことと同じです。

この辺りはちょうど風の通り道になっているので、風が吹くと水の入ったバケツまで動くそうです。で、この地で、一生懸命ものつくりに向き合っている人たちが、今面白いイベントをしようとしてはります。かんじる比良。3回目を迎えるそうです。なんとたまたま訪れたこの中川さんが かんじる比良の実行委員長さんやったんですわ。ここには特に名所もない。ただ素晴らしい比良の自然と人を感じてほしい・・・・と有志が集まって生まれました。何か偶然とは思われへんわ。

いい風があちらこちらで吹き始めています。
これからの滋賀・・・・・たのしみたのしみ。