骨折した父は、順調に回復し、今リハビリにはげんでおります。
今回 手術の前後に高齢者に多い幻覚症状がでまして、これにはびっくりしたしショックでした。で、その間 看護士さんの言うことも聞かずに点滴をはずしたりいろいろ難儀なことをするので、よう詰め所でお世話になりましたんや。そうしたら詰め所に認知症の方がいつも数人やはりました。
今は精神状態が普通になった父ですが、あれ以来お見舞いに行く度に詰め所を見るようになりました。そうしたらやっぱり認知症の方がやはります。目がうつろで・・ある方はお見舞いもほとんど来ておられない様子でした。元気で長生きできたらいいけど、こういう方を目の当たりにするといろいろ考えさせられました。
それと同時に、普通に元気で暮らせるということがいかに稀有・・有難いことなんやろうということも、しみじみ感じました。生きるって何やろう・・・・
私もちょっと変ですけど、双子の妹はまた違う意味で変なやっちゃ・・・なんです。毎朝3時半に起床。テレビは見ないでラジオばっかり聞いてます。携帯もたずパソコンもせず・・・・ほんで哲学好き・・・・そんな妹からこんなファックスが届きました。ええ言葉やな・・・・変なやっちゃですがええやっちゃ・・・・
ラジオより・・
病気には意義がある。人間力が高まり、慌しい日々を送る現代人に時間と感謝の念を与えてくれる。周囲に病苦の人がいることに気づく。健康のために生きることも享楽が幸福であることも正しいことではない。病気という逆境の中にも幸福がある。
=ヒルテイの幸福論より=