酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

旬眞庵 水無月の宴・・の続き

特におもしろかったのが、美富久の大吟極醸。いぬがおちゃん曰く、それだけで飲むよりも鱸のへぎ造りに合わせた方が絶対おいしい!と。確かに・・・・全国新酒品評会ではないインターナショナルワインチャレンジでの金賞酒というのがようわかりました。料理に合います!藤居さんも言うてはりましたが、ほんまにしっかりとした米の味が生きた大吟醸なのでイタリアンやチーズにも相性がよさそう・・などなどのご意見も。

北島のきもとは、赤ちゃんに「まるでちょっと見いひん間に大きなったなあ・・・」みたいに、ちょっと飲んでいない間に、豊かさや奥行きが増し、豚の角煮にほんまによう合いました。

新潟からお越しの 雪のように白い肌の女性が、萩乃露 渡舟の長~い名前をえらく気に入ってくださいました。うれし・・・そして後半Sちゃん(新人・・でもつわもの)の40度!という力強い言葉通りにお燗をつけますと、ほほほほほ~っむっちゃおいしくなりました。

斜め前にははるばる福岡から、有名日本料理店の料理長がおすわりになり、仕事人さんと私は大喜び!でねほりはほり・・・塩ひとつとっても縦塩(思わず横塩もあるんですか・・大うけしました)ふり塩、よび塩、紙塩などいろいろあって、頷くことばっかりでした。へぎ造りも、陰陽説から来てることとか興味のあるお話を堪能させていただきました。また日本料理というものは、本来柔軟性に富んだやわらかいものなのですとおっしゃったことも、しみじみ・・・・・感動や。右下が例の雷干しです。白瓜の食感が雷でした。ゼリーもまろやかでやさしい味わい写真は撮り損ねましたが鱧葛叩き そうめん真蒸 つるな 柚子、はお出汁といい・・・それはそれは特にすばらしいお味でした。