酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

喜多酒造

さてまずは喜楽長さんへ。

燦座さんはこれで三造り目になるのですが、群馬のお蔵で設計からも携わりながら・・・信頼関係を築きながら・・そして造りにも参加されながら・・・PB商初舞(うぶ)を造ってはるので、喜多社長との会話はかなり専門的で、聞いていて興味のある話が満載でした。喜多社長 燦座のボス そして恵比寿イーハトーブのさかさん。

利き酒も最初は吐きを用意しての利き酒でしたが、椅子に座って、飲みながら・・・突っ込んだ話になりました。吟つくりというのは酸を出さないことが基本。が、ボスはワインも日本酒も魅力的な・・アミノ酸などとのバランスの取れた魅力的な酸は絶対必要やと・・

生でもとりあえずお燗をつけてみる。または猪口にいれてから時間を置いてみる。そうしたらお酒の酒質がわかる。生老と老香はちがうということ。そしてそれらは結局 完全発酵ではなくて・・・健全醗酵によるものに他ならない・・・肴と一緒に食べるのとそうでないのとは全然ちがってくるお酒の印象。などなど。むっちゃ高価なお酒を利かせていただき ありがとうございました。向こうから特別純米 そして特別本醸造 新しい商品辛口純米 辛口純米吟醸プラス14度 能登杜氏芸 大吟醸純米大吟醸 金賞受賞酒。どれも思たのは、ここはぶれへんなあ。家さんと社長さんの名コンビも息が合っていてさすが.ここは酵母もお米もいたってシンプル・・・狭く深く、そして確実なぶれないお酒造りをされているんや。どういうお酒を目指すのか、何を大事にしていきたいのか・・家杜氏と喜多社長のお二人は、とことん話し込んでお酒造りに向かわれている様子がようわかりました。

お忙しいのに社長さんを初め皆々様、ようして頂いてありがとうございました。