酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

岡村本家 お酒の巻

続いて・・・岡村本家さんへ・・

ボスはトライアスロンをしてはるので(今回の旅行でも、毎朝一時間走ってはります)前にも書きましたが以前伺ったとき、園田杜氏を一目見るなり、ベッティーニ(イタリアの有名な自転車競技選手 パオロ・ベッティーニ)にそっくり!・・ちゅうことで今回はいわれのある帽子と自転車の雑誌もご持参。岡村専務もベッティーニの写真を見てほんまにそっくりや・・・と大笑い。さて利き酒。ここのお蔵は精米歩合別に40から80までの純米。熟成別に生の低温熟成バージョンと火入れの常温熟成(3年)バージョン・・といったラインナップでいろいろ摸索してはります。そして今回特別に普通酒 黒松のむろか生も。

私とボスが想いがばっちり一緒でうれしかったんやけど、二人ともやっぱり大好きなのが金亀白 80%精米むろか生。しかもこのお酒は間違いなく一年置いているほうが美味しいわ。それと黒松の生(玉栄と日本晴)。これありえへんくらいに美味しい。実はもうひとつ50%の生・・これも美味しかったのですが、これは逆に一年もんより新酒のほうがおいしかったんです。けど、お値段がちと高うて・・・・・

ベッティーニさんも、甘み旨みのあるお酒を造りたい・・・普通酒を仕込んでいるとき、いつも一所懸命ではありますが、特に気合の入った日があり、そんな時ふと7号酵母のふわっとし吟醸香のような香りに包まれて むっちゃ幸せな気持ちになる・・というようなことを、とても嬉しそうに語ってはったのが印象的でした。ほんまにお酒造りがお好きなんやな。

私も同じく、金亀さんは手頃なお値段で美味しくて、その土地のものが生きている(ここはほとんどのお米が地元産)、旨み甘みのあるお酒がええなあと思います。