酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

うこん 14年もん長期熟成酒

「1996年3月に搾った純米大吟醸酒を14年間常温熟成(上限温度20度)させた鬱金(うこん)色の純米大吟醸です。おだやかな吟醸香をおびた やや甘口のマイルドな新酒は星霜を重ねるごとに 藁や古木をイメージさせる熟成香をまとい その重厚でとろりとした深みのある味わいは長期熟成酒として新たな価値を持ちました。

焼肉やあん肝 フォアグラなど脂肪分が多く味わいの濃い食材 ウォッシュタイプのチーズやフナ寿司など味と香りに癖のある食材を包み込み お互いの味わいを高めあう包容力のある酒質が特徴です。」

ほんまにえもいわれぬ 高貴な奥の深い味わいで ため息がでます。日ごろのご愛顧にお答えして・・・。スンバらしい大吟醸が年を重ねるとこない 円熟した味わいになるのやな。14年の重みをぜひ年の瀬に感じでください・・・試飲だけでもどうぞいらしてくださいや。

今日 朝市ののぼりを立てながら 色あせたセピア色になったのぼりをみてなんか感慨深いものがありました。どうせやったら うこんのような年を重ねたいもんや。なかなか そう甘うないけど・・