酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

頒布会

蔓ききょうさんに行ったとき 瀬田川で採ったよめながまだ元気。ありがとうって言いたくなります。三時に咲く三時草も ねこじゃらしもかいらしい野草。

そしてそして 福のしずくの火入バージョンが届きました。
親戚のおばちゃんの作・・・お燗が美味しそう~~

そして その間にちょっこし見えているのが 竹生嶋の頒布会のお酒。

実は今月でラストの頒布会。

内緒やねんけど、この頒布会 あんまり評判がようなかったんですわ。

私が思いますに、500円で売れるように加水されていたそれが原因のようにも思います。

喜楽長の六方を バランスよくそして飲み飽きなくするように加水したことが今も懐かしいんですが、その時 メスシリンダーで集中しながら 必死でピンポイントを見つけようとしたのでした。が結局結論を出せず、最終喜多社長と家杜氏さんにおまかせしたのでした。六方については二つのタンクのお酒をブレンドもしたので その比率も含めてブレンド加水というのはほんまに大事なものなんや~と思ったのでした。

なので今回の頒布会は ちょっこし首をかしげるものもあったんですわ。

そんな話を吉田さんにしましたら、「うちは最後の月や。原酒でだしましょか?」とのこと。

で先日届いた頒布会を そうっとあけますと 竹生嶋は原酒

原酒がええというわけでは決してありませんが、味を見極めてそして出してほしかったなあというのが 本音なので このお酒は間違いなく美味しいはずです。

しかもこの頒布会は 通の人も買ってはるかもしれませんが、初心者の人が色々な種類の近江の地酒を楽しまれて日本酒ってこんな美味しいんや~と 感動してもらえてファンになっていただくのが目的やったとおもいますので ちょっとお酒もあったのが残念やったんですわ。

そして吉田さんは そのために多分採算度外視で原酒でだしてくれはったのでした。その 心意気に拍手!!!