酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

モンスーン&籠

お酒を送らせていただいたお客さんから こんな写真が送られてきました!

きゃっ!!となるくらい 素敵や。ほんで おもしろい~

このお客さんは 朝市にも前と後ろにぶらさげる とてもユニークで粋な鞄で 一升瓶2本をお買い上げになる朝市の顔にもなってはる方。しばらく東京に転勤やったのですが また春から戻ってきてくれはりますので、朝市にも来てくれはります。Kさん ありがとうございます!

この中身は モンスーンです。

圧倒的な香りと甘味、烈しさと優しさをあわせ持つ新感覚の日本酒!

今回送らせていただいたのは、昨年の残り僅かの生のモンスーンでした。

きっとむちゃ 美味しいかと思います。

これは貴醸酒ともうしまして、酒で酒を仕込むというお酒。前にも不老泉の酒母四段で書いたことがありますが、通常の清酒は仕込みの際、麹・掛米・水を3回にわけて投入していきますが、酒母四段では酒母を そしてこの貴醸酒ではこの最後の仕込み「留(トメ)」の時、水のかわりに清酒を用いるのです。

アイスワインを日本酒で再現したいという あっくんの熱い想いで生まれたお酒で、たしかにものすご甘いのですが、上品で洗練された甘さなので 今まで辛口好きと思い込んではったひとが このお酒にはまらったこともあります。

さて 今年はどんなモンスーンが生まれるのか楽しみです。

アンタイドユナイテッドの多種の複雑な種類が今回 白と黒の2種類に集約されたように今年のモンスーンも種類を絞り込んで生まれるそうです。