酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

古き愛しいものたち

昔っから ふるいもんがなんか好き好き。

なので 親戚のおっちゃんが 懐かしい古き良きものを いらんかったら捨ててや~と 持ってきてくれはります。

今日もってきてくれはったのが これ。

黒い右の吸い取り紙道具がおっちゃんが持ってきてくれはったもので 左の方は前から小川酒店にあるもの。相棒が出来てうれしそうや。けど 難儀なのは吸い取り紙が売ってへんこと。どこに あるのやろか?

もう一つは

母方も酒屋やって おじいちゃんが近江八幡で奉公してはった お醤油屋さんの新聞挟みの道具。

これがぴょこんと折れて 新聞が挟ねるのであります。

お店に飾ったので お店をうろうろしてたら 時を重ねたもんが 結構ありますなあ。

タイのばっちゃん焼のお土産をいただいたんやけど もれなくこの籠がついてくるそうな。これは ぷちゴミ入れ。黒いのは朝市の釣銭入れ。


靴も3つありまして、皮のは親戚のおばちゃん作。あとのは 妹が25年くらい前に イギリスの蚤の市でかってきてくれたもん。ときどき ちびっこがはいてみてくれはったりします。


ふふふのふ これは気に入ってたのに欠けた湯飲み。教えてもろたんや。なんと百均のラメ入りマニュキアを塗って生き返りました。

ええもんは 時間がたつほどより愛しくなります。そんなものを 慈しみながら時には繕いながら 一緒にいきていけたらええなあ。小林秀雄さんやないですが、ものにも命が吹き込まれていくような気がします。

大事もん入れにあった サライの名言。いまさらに しみじみ。お酒もまったく いっしょやな。