酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

喜楽長の宴 お酒の巻


さて お酒の巻です。

まずは金賞受賞酒。これが3度の冷蔵庫で寝てはります。
とろりとして 上品で深い味わい。

品評会で金賞を取ったお酒は その時が旬になるように作られていると聞きますが これはきっと金賞受賞のときも 素晴しかったと思いますが 今 また違う素晴らしいお酒になっていました。素性がよいと 時を経てもちゃんとその品格魅力をもっているのやなあと ため息。

続いて 新酒シリーズ。

特別純米あらばしりは喜多さんも言わはったように お米が溶けず味が出にくく 新酒のときにはかなり固かったのですが 時を経てよい感じで味わいが出てきて 今 お料理に寄り添います。

特別特本あらばしりが 皆さん驚嘆!アルコール添加がこの時は 拍手喝采をあびたのであります。キレが良く 旨味もしっかり出ていてコスパのすばらしさも抜群です。

超辛口純米吟醸は いわずもがなの バランスの良さ。コク旨味がありながら 後にくる辛さの余韻がよいです。

タンクから直汲みされた 春の純米酒は ほわんとした柔かさ 優しい香りが ほんまに春を思わせます。

純米大吟醸は 吟吹雪の50%磨き。これは 直汲みの清酒も限定の滓酒も 美味しい~~~~

今回のテーマのもうひとつは 温度による違い。が 最初の乾杯酒以外はすべて新酒の生酒。正直 どきどきやったんです。が まず純米大吟醸の30度お燗が ブラボーでした。さらに 拍手喝采を浴びた特本あらばしりの ちょっと熱めのお燗が

新酒であろうが生原酒であろうが大吟醸であろうが こないにお燗上がりするお酒があるのやという事に改めてお酒の世界の不思議を感じました。

安藤さん 喜多さん 中野先生・・良い時間を ほんとうにほんとうにありがとうございました。喜楽長 万歳!やな。