酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

米が溶ける溶けへんこと

四家さんから いろいろな事をおそわりました。

よく言われるお米が溶ける溶けない・・・・

これは 結局米の吸水やそうです。

お米が水を吸うか吸わないか・・・・

よく言われる 玉栄は かたくて中々吸水に時間がかかるし 逆に吟吹雪は柔らかく水を吸いやすい。

その吟吹雪が今年はなかなか吸水しなかったということで 溶けへんだ~~~と 蔵元さんから良く耳にしました。

けど 溶けへんだ年のお酒は 新酒の時には特にかたいお酒にはなりますが 逆に軽やかで洗練された綺麗なお酒になったともいえたりもして、その辺は一長一短なんやな。

喜多さん なんと金賞受賞のお酒ももってきてくれはったんですが 2種類醸さはったその2種類も ひとつは溶かす方法で もうひとつは溶かさない方法で醸しはりまして。

お米も磨きも酵母も一緒やのに ほんまに違うのであります。

溶かした方は味わいが豊か。溶かしてへん方は きりっとしていて 吞み続けたくなる味わいかなあと。

おっとも 質問攻めをしていて なんか腑に落ちたわ~~~と 感激していました。皆さんも 喜多さんと四家さんにお燗をつけてもろて ほくほく夢のような時間でした。

さて これから出来たお酒は まろやかに熟成していきます。今でしょっのお酒もあれば これからが飲み頃を迎えるお酒もあり それもまた楽しみです。これは北島さんの蔵で見せていTだいた吸水の様子。水を吸うと 白くなるのです。