酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

お燗について

湖国と文化の編集長 みやけさんから 気持ちの良い 質問や 相談をいただきまして。

色いろ お燗について そして 完全発酵について 改めて向き合えることができました。

ほ~~~~っ 新鮮!わかっていると思っていたことでも わかってへんだり 思い出したり。

結局 熱燗で映えるお酒のポイントは コク 酸 なので きもと山廃系は とりあえず間違いはないかけど 一方今回の山田吟次郎みたいに 熟成することによって生まれたコク 複雑味 また 北島のエンみたいに 無農薬の底力みたいなんも熱燗にはふさわしいのやな。

ぬる燗よりも熱燗が好きという方は、 純米酒は温めすぎると辛くなりすぎる傾向にあるので、醸造アルコールが添加されているため 旨味や香りがしっかりしている本醸造系のほうがええのやそうです。 逆に辛口がお好きやったり そのお酒が「甘めなのでもうちょっと辛くして呑みたい場合 熱々にしはったらよいのやな

完全発酵については 検索してたら私が前に書いた酒屋日記が!!びっくりしました。2010年1月の記事でした。

その中で 印象的やったのが ここのところ。

不老泉の績さんにインタビューしましたんや。そうしたら データを取りながらそして官能も働かせながらお酒を一生懸命醸していく中で、佳境に入ったその時にもうひとふんばりしよる瞬間があるそうです。そのときに 績さんご自身が完全発酵しよったなあ~と思えるのやそうです。

お酒造りには 感動のドラマがあるのやな。
ふとみたら じゃが芋に一杯芽が・・・・なので ひさしぶりに じゃが芋のスコッチエッグもどき。懐かしい味わいや。