酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

マリア―ジュ

湖国の文化のお料理&お酒の 番外編。

いつも ちょっと皆さんの意見を聞きたいお酒、興味のあるお酒などを もってきて お遊びで合わせてみます。
まずはこれ、ココメロは 神開の1901酵母。これは一年もんです。

1801酵母はカプロンの香りが強いため 料理の邪魔をするので カプロンの香りはあるけど控えめ、そして 酢酸イソアミルっちゅう香りが優勢になる そして若干酸も高め・・・・・な この1901酵母が生まれました。

また1801酵母は 熟成 お燗には向き難いので 1901酵母なら どうなるのか・・・というところも まだ実験途中の酵母でした。

そしてこれは 一年経った1901酵母

この西瓜を食べている鬼さんのイメージとはちがってきますけど 美味しいし お味噌とかにもあいまして 今回のお料理に皆寄り添います。1901は 熟成に向いているのかも知れへん。

一方 左が1801酵母の萩乃露 直汲みの新酒。朝市で人気を博したお酒。
が これがあんまり料理には合いません。まさに 料理の邪魔をしてしまいがち。

でもこういう体験をすることで まりあーじゅを理解できたりもするし これは食前酒もしくはデザートに 本格的なカカオチョコなんぞにもあうのではとのご意見も。

そして私は ふと・・・ゴーヤの白麹和え・・・・・に合わせてみました。

そしたら ふくらの雅恵さんも同じ試みをしてまして。 
むっちゃあいます!とふたりで にんまり。

オールマイテイとかも もちろんてっぱんでよいのやけど 基本的に食中酒ではないなという酒を ピンポイントである料理にあわせるというのも 面白い試み。むーちゃんの腕の光るお料理に加えて あっとおどろくまりあーじゅ!の雅恵さんの発想もお店の魅力のひとつになるかもしれへんな。

次は1年熟成の1801酵母を開けてみよう。けど これは ちょっと怖い。しかもこれ高いのでよりいっそう敷居高し。けど せな・・・・

あと七本槍の無有も 出してみました。
無農薬独特の世界が広がりまして、とてつもなく まろやか。こういう場で 花形になるタイプではないけど美味し。二日酔いで 疲れた体のときに 吞みたくなるお酒やという声も面白く・・・

この企画は 番外編も楽なのです。