中村さんに、山廃でもきもとでもないのに、この酸は?また、お燗しておいしかったり時間が経過しても味が崩れないのは?あえて酸を出してはるのですか?などと、聞いてみました。
そしたら
ありがとうございます。そう言っていただけてとてもうれしいです。 うまく言えないのですが、敢えて酸を出そうとしていないのに、バランスよく酸がでてきます。 蔵の貯蔵温度が高すぎず低すぎず、季節に応じて微妙に変化するのが、秘訣かと。なので、愛荘町の気候と土蔵。そして、ゆっくり熟成させる忍耐力が秘訣かと思います。
おりしも全国新酒品評会の発表がありました。
これは蔵に伺ったときの令和2年の入賞酒。
そして今年も入賞!
100石満たない小さなお蔵トミツルが昨年に引き続き入賞しはるということに、改めて拍手喝采です。
滋賀県のお蔵、もちろん設備投資をして、酒質が向上しているお蔵も沢山ありますが、あまり設備を変えずにでもこつこつと努力をしてはる小さなお蔵の酒質の向上もめまぐるしいものがあると思います。大きな蔵も(ちゅうても滋賀の蔵は大きくないのですが)小さな蔵もすばらしい!すばらしい!