もう一つのお蔵は弥栄鶴。
これは南の城陽と反対の京北にあります。
大昔、鈴政宗さんと弥栄鶴さんが膳所のライブハウスでイベントをしはりました。
が今回来られ、城陽酒造と懇意にされているのはお父さんの行待さん。
息子が三人おられて、3人共が杜氏なのやて。その長男佳樹さんがトップ杜氏。
その佳樹さんが矢尾しんくんと、共演されたんや。
ここもええお蔵でした。
定期的に蔵を開放したお祭り蔵舞BARも開催。
濃口さんでも修行してきはった佳樹さん、竹野酒造の酒作りに危機感を覚え2009年、積み上げたものは引き継ぎながら、ゼロからの酒作りをスタートさせはりました。
お父さんも作り手の顔がちゃんと見える近隣の農家さんとだけ付き合ってはります。
そして特に、亀の尾に特化した酒造りをしてはります。
こちらもなんとなく城陽酒造さんのお酒ににていて、インパクトや派手さはないのですが、丁寧なぶれない良いお酒ばっかりでした。
とくに74%磨きの祝は驚きの美味しさで、低精米とは全く思われない上品な美味しいお酒でした。
山廃については何度も何度も失敗を重ねて、それでもめげずに努力を重ねでようやっと今は安定の造りになったとお父さんはおっしゃってました。
こんなお洒落な葉書もいただきました。蔵舞シリーズも長男さん発案かな。
それぞれ、どの蔵も一生懸命がんばってはる。やからこそ今があるのやな。
他の蔵のお酒を飲んだりお話を伺うのは、ほんまに興味深く、良い勉強になります。
ありがとうございました。