家さんは、蔵元が造りたいお酒を杜氏がきちっとかもすことが使命やと言うてはったのが懐かしい。そして唯一、家さんがこれだけはやってみたい!という想いで醸さはったのが+14度の純米吟醸やったのを覚えています。
それから年月が流れ、麻優子さんがいよいよ今年から杜氏に!そして娘さんでもある麻優子杜氏、自分が造りたい酒を造る時代がやってきました。
多分それまでの道のりは、ほんまにほんまにご苦労されたと思います。
でも考え工夫して勉強しての今年の喜楽長のお酒。
たおやかなお酒をめざしてはる麻優子さんの個性が素敵に表現されていて、私はとても良いと感じました。
滋賀のお蔵は今ほんまによい空気が流れていて、ええなあと想います。
が、造っている人の個性が出ていることが、ものすごく売らせていただいている酒屋としては大切。
そういう意味で、32の個性的な蔵の中の喜楽長は女性が醸す素晴らしいお酒。
一番今回それが出ているのが、今年のあら走りかなあと思います。
インパクトの強い、あら走りらしいお酒が好きな人にはちょっと今年のお酒はイメージが違うかもしれません。でみんなで名前を考えて遊びました。きららとか・・・・・(笑)
たわわや、若苗のような良い名前ができたらええな。
琵琶湖湖岸でみつけた山茶花かな?陽に映えて、麻優子さんのように凛として美しい。