酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

佐藤初女さん

お母ちゃんが亡くなると、色々な食べるものが残ります。

それを感じて寂しくなる日々ですが。

妹が佐藤初女さんの本を貸してくれはりまして。

良い言葉がちりばめられていました。

大切なひとの死は悲しい事ですが

哀しみにおぼれていてはいけないと思います。

ひとの死は姿の別れであって、心の別れではありません。

哀しみも苦しみも捧げて亡くなった人が生前望んだように

生きていくことが、一番の供養であり、自分の慰めにもなります。

かけがえの無いものを亡くされた方には、いつか

大きなものが与えられますよ。

 

また食べ物をわかちあい、ともに食するということは

互いに信じあうということです。急がないでゆっくり心を通わせる。

私にとって、祈りとは生活です。生活の動作ひとつひとつが祈りです。

心を込めて食事を造ったり食卓を囲んだり

ごく平凡な日々の営みにこそ深い祈りがあるのです。

大事な言葉が心に響きました。

 

明日もまた暮らしが続きます。

食べることは大事大事。そして暮らしも大事。



もうお料理は一切しなかったお母ちゃんですが、唯一海老豆は炊いていました。

それ用のお豆さんが炊いて冷凍して大量に残っていたので、大豆ミートでハンバーグをつくりました。

で翌朝はお馴染みのオリジナル大豆ミートハンバーグのサンドイッチです。

牛乳もパンも残りますが、これからは ようレシピにある、まさに二人分。

明日も明後日も毎日生きてる限り続いています。

初女さんのような 心持でゆっくり大切にいきていけたらええな。

以下も初女さんの本からの抜粋です。

合掌

食べることは命をいただくこと。

美味しくいただくことで食材のいのちが生かされ

ひともいかされるのです。

どんな小さなことでもいいので、毎日の暮らしの中から気づきと発見を得る。

ささやかな積み重ねが、知らず知らずのうちに成長に繋がる。