酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

梅仕事

平井弘子さんから 赤紫蘇つかわはりませんか~~~と。

 

ちょうど 梅干しをつけていたので 一つ返事でいただくことに。

毎年梅干しは漬けていますが、紫蘇は入れたことなかったんです。

そしたら ぎょぎょぎょ。

ものすごい量の赤紫蘇や!

そやけど 葉っぱをちぎって 洗って塩でもんだら ええ感じで小さくなりました。

そして あく抜きをした後 梅酢をいれたら ぱっと きれいなピンクになりました。

ちょっと感動。弘子さん おおきにです。

f:id:ogawa-sakeshop:20200730150343j:plain

今森さんとこで梅狩りさせてもろた梅 ええのんをひとに差し上げたので 傷のあるのが仰山できました。ので 梅醤油を造りました。醤油はええ感じやけど 梅は捨てるのかと思てたら おっと!美味しいとのこと。ほんまや。美味しいです。そのままでも美味しいし 刻んで和えたりしてもおいしい。それに 傷もぜんぜん大丈夫。逆にその傷口から醤油がしみていい感じ。

f:id:ogawa-sakeshop:20200730150831j:plain

梅が全部 捨てずに生かせて しかも美味しく 無農薬やし 梅やし体にええし いうこと無。るんるん

 

ヒオウギ

大切な人から ヒオウギをいただきました。

 

京都では「祇園祭ヒオウギをいける」という習慣があります。けど 今年のコロナ。

祈りを込めて。

 

f:id:ogawa-sakeshop:20200729113220j:plain

なんちゅう 美しい高貴な色形。

いつか画にしたいな。

それと ザクロのような こんなお花も添えてありました。

 

f:id:ogawa-sakeshop:20200729113418j:plain

今朝畑にいくと ザクロが実をつけていました。そうか 今が旬なのや。

これは 母の画です。

f:id:ogawa-sakeshop:20200729213329j:plain

 

そして つゆ草も畑は 浜大津より一足早く咲いていました。

f:id:ogawa-sakeshop:20200729213530j:plain



f:id:ogawa-sakeshop:20200729213713j:plain
先日から依頼をうけていた 赤ちゃんの画が決まりました。

これから 出産の内祝いとかにも 使っていただけたら 嬉しいです。

 

 

久しぶりに遅掛けに直さんへ。カウンターも満席。

知り合いのお顔も続々。

 

 大治郎と初桜の吟吹雪のきもとの飲み比べ。

6号酵母やしやろか。一博のほうが濃惇旨口。ほんまに初桜だけは 玉栄と吟吹雪が逆転して 硬い玉栄が搾って早々ノリノリ。それに比べて吟吹雪が味乗りが遅い。けど どっちもお初のきもと 美味しい。

 

あるお客さんと話をしていまして いつどの種類を飲んでも一番はずれがないのが 大治郎と睡龍ですと聞いて ものすごく納得。私もドロップキック以来 隠れファン。

で久しぶりに飲みました。やっぱり美味しい!シンプルにおいしいというより 奥行や複雑味もありながら 抜群のバランスで ひときわ心にしみました。

これは 感動もんでした。

 

一方こんなけったいなお酒もよばれました。

f:id:ogawa-sakeshop:20200729054632j:plain

日本酒度とアルコール度数もぎょぎょぎょや。あのときわやさんにあったそうです。(興味深い酒屋さん。久しぶりに行きたくなりました)

睡龍とは真逆。でもでも こういうお酒も面白い。睡龍のときは もうそれだけで満足してしまうのやけど、こういう不思議君のお酒を飲むと 何に合わせようかと考えるのです。藤江君曰く けっこうこれが何にでも合うで。鶏の塩焼きとか・・・なるほどなるほど。

 

もう一本 やっぱりときわや酒店さんのやっぱり変態酒 米宗山廃というこゆいお酒。これは直くんに お燗しな飲めへんで~ということで お燗してもらいました。ほんまや~深くて濃い。けど 優しい芋茎のあんかけには お酒がおもいっきり勝ちすぎてしまう。

 

それには 八百与さんの古漬け入りの出汁巻 これにばっちり合いました。

 

藤江君は よう勉強してはって 何に合うかも新しい料理も常に研究模索。

カウンターにいると さりげない心遣いがさすがで 週に一回二回訪れてはるてらもっちゃんに納得。背の高いおっさんといわれている大将はもちろん そういくんやしほちゃんが これまた ええ♪

ここは パラダイス。なぜかわくわくするのです。人を惹きつける魅力満載のお酒 4連休も 直に言ったお客さん むちゃ多かったです。しかも皆さん 大満足してはりました。

器 料理 お酒 そしてなんちゅうてもひとやな。

 

 

三井寺の蓮

80歳やのに ものすご 勉強家で好奇心にあふれてはる中島省三さんの湖畔通信を見て三井寺金堂にも蓮が咲いていることを知り 三井寺へ一人旅。

 

うちにおいでになる観光客の多くがここを訪れてはります。

 

灯台元暗し。ほんまにええとこ。

しかも 梅雨のどんよりと湿り気のある空気が なんとも心地好いのでした。

この石橋は 初めてここから見ました。ええ磁場が流れてそう。

f:id:ogawa-sakeshop:20200727080547j:plain

 

べんけいの釣り鐘。物語も面白い。隣の力餅さんはこの大津絵が紙袋になっています。

f:id:ogawa-sakeshop:20200727080626j:plain

幾多の災厄を乗り越えてきた霊鐘。困難荷立ち向かい未来への勇気を授かるとされてるそうや。コロナ収束を願って手を合わせました。

 

f:id:ogawa-sakeshop:20200727080711j:plain

ひっそりとたたずむ石仏さん。

 

f:id:ogawa-sakeshop:20200727080742j:plain

美しい色や。

 

f:id:ogawa-sakeshop:20200727080815j:plain

金堂には 蓮が群生していました。知らなかった~中島さん ありがとうございます。

f:id:ogawa-sakeshop:20200727080830j:plain

蓮の横には 天狗杉が。根っこのあたりも しみじみ素晴らしい。

f:id:ogawa-sakeshop:20200727081635j:plain

 

店にいると ほんまにほんまに歩かへんので 広い境内をたっぷり 歩く瞑想みたいにひとりで歩きました。

 

f:id:ogawa-sakeshop:20200727081455j:plain

疎水は四季折々 美しい。

ええ休日でした。

るみるみさんのご馳走

お料理が大好きなお隣のるみるみさん(ご主人は漁師)

小川酒店 連休はずっと開けていたので 

任せろ!と 嬉しいお言葉をいただき 昼のケータリングサービス!

f:id:ogawa-sakeshop:20200726083236j:plain

これは一日目、お節料理みたい。

るみさんの出汁巻は一流。あの清元さん直伝なのです。

酢豚風の中にも 陳健一さん仕込みの隠し味が入っていたり ここかしこ特別なこだわりがあります。

 

f:id:ogawa-sakeshop:20200726083312j:plain

そして これが2日目。

焼きそばも オイスターソースと黒酢が隠し味に入っています。

鶏の胸肉は炊飯器の保温で作る逸品。柔らかくて美味しい。

ちょっとコメントも付箋で貼られています。

 

るみさんのごちそうはお皿も素晴らしいのです。

f:id:ogawa-sakeshop:20200726083639j:plain

このるみさん 食通でご夫婦で味にはウルサイ(笑)のですが こないだふくらさんをおすすめしたら やっぱり大絶賛でした。

f:id:ogawa-sakeshop:20200726083652j:plain

むーちゃんのプロのシェフの料理 凄腕シュフのるみさんの料理。連ちゃんで堪能しました。

ご馳走さまでした。お酒と一緒で深すぎる料理の世界や。

f:id:ogawa-sakeshop:20200726083710j:plain

f:id:ogawa-sakeshop:20200726084036j:plain

久谷泉宝さんの作品。

すみれの宵よいばー ふくらさんプレゼンツ

24日の晩はすみれの宵よいばー ふくらさんプレゼンツでした。

 

私たちはオンラインの宴を楽しみました。

すみれちゃんのばーなので 出たばっかりの一博のきもとでよばれました。

f:id:ogawa-sakeshop:20200725083031j:plain

豪華ゲスト しょうちゃん リーダーのナカムラ君 忍にん!!

f:id:ogawa-sakeshop:20200725083119j:plain

ふくらのむーちゃんの料理が 素晴らしかったです。

みんなみんな美味しいかったのですが 特に感動した料理。

 

特にまずうれしかったのは琵琶ますのごく軽い火入れとジャガイモ発酵ソース和え。 なかなか喜ばれないうちの畑のデイルをこんなおいしい料理に使ってくれはったこと。デイルが大喜びしていると思います。発酵ソースも 興味深々や。

それと 七谷鴨三種という 亀岡の合鴨を使った和風レバーペースト。砂肝オイル煮。チョリソー。

そして 和風醸しベーコン。これは なんと平井さんの純米大吟醸粕とり醤に漬け込み低温調理されたもの。

 

世の中に美味しいもんは 一杯あるし 畑の新鮮な野菜もそれはそれは美味しいけど 今回のむーちゃんのお料理は ちょっと違う!心の底から感動をよぶごっつおうでした。

ふくら 万歳!

もちろん発酵料理のスペシャルな料理には 一博のきもと ばっちり合いました。

萩乃露 呑み比べ企画

萩乃露の飲み比べ企画 日本酒教室がいよいよ第五回最終回となりました。

送料のごっつう高い北海道のお客様もおられまして こちらへは5回分まとめて飛行機に乗ってお嫁に行きました。

あと 1と5とか 単発の人もおられまして 結構複雑で。

実は色々失敗もして お客さんも勘違いして違う回を取りに来てくれはったりもして、大変な事にもなってはいましたが 福井さんに助けてもらいながら 無事終了。

ひとつひとつに 福井さんの愛のこもったmessageと 日本酒講座が書かれていて これもさぞかし大変やったやろなあと。

でも 萩乃露について 私自身もより深く知れたのではないかと思います。

造り方の違い 味わいの違い 米の違い ビンテージの違い。

そして 最後は 特A地区の山田の40磨きの酵母違い 搾り方違いで とりを飾りました。多分 ドンペリより至福という名言の生まれた 至福と至福のしずくかな??

毎回丁寧にアンケートに答え また私たちにも深い感想を語ってくれはるお客様もやはりました。ありがたいことです。

 

f:id:ogawa-sakeshop:20200724084517j:plain

コンサートでいうたら見事なプログラムやったと思います。福井さん お疲れ様~~~ブラヴォー!!!