酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

初桜玉栄と粕汁&菜ばかり

湖国と文化のもう一品は、粕汁

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おっとが開口一番、直君の出汁のかおりや!!すぐにわかるそうなんです。近江軍鶏もはいっていて、豪華。さらにここに菜ばかりを少し垂らしていただきます。まろやかさが加わり、これはどんなお酒にも合いそう。

今回の季節が春ということで、春に相応しくて美味しいお酒と、初桜玉栄を選びました。ちょうど2年がたち、ええ感じで丸みを帯びてきて、コクのある230BYとフレッシュなしぼりたての中汲み どちらも粕汁に寄り添います。ラベルも春に相応しい桃色。新酒で行くか 寝かしたほうで行くか?これは直くんにも相談しよ。

 

こないだ小川酒店のちょうど裏にあるりぼーんさんが、このところの初桜の酒質の向上が目まぐるしいと言うてはった。太郎ちゃんとお父ちゃんそしてお母ちゃんが力を合わせて、醸す笑顔あふれる旨い酒初桜、ほんにええ感じ。新酒しぼりたても 色々な新酒を楽しんでくれはったお客様、一番美味しかったのが初桜のや本醸造しぼりたて達磨さん藤江命名)やと。

 

今年は春に咲く桜への想いを託して、2月の初めに玉栄の新酒を花びらラベルで発売しはります。お楽しみに~

 

 

中井さんと渡舟

 配達に来はる中井さん、見るたびに痩せて行かはります。

でも健康的!ますます男前!さすがピピちゃんのお父ちゃん。

むっちゃ歩いてはるのやて~~

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けど歩いて帰ってきたら、お酒が美味しくてついつい呑みすぎると。

特に最近は渡舟が大好きでこればっかり呑んではるのやて。

こないだ来はったお客様も浪乃音の渡舟から日本酒の世界に入ったと言うてはった。

そんなこんなも頭にあり、直君が持って来はった湖国と文化のご馳走に合わせてみることに。

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今回のテーマは菜ばかりという菜の花からとった油。

ヒラメを昆布〆して菜の花を巻いて、菜ばかりをかけた逸品に合わせてみました。

ばっちりでした!昆布〆の出汁にあうみたいです。

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ラベルも久しぶりに見ると、ほんまに素敵。

筍の炊いたんや、揚げの煮物など、出汁の利いたお料理に合います。

直くんにも合わせてもろて、研究検討中ですけど、我が家では決まり。

カレーに合うお酒

おっとが20年ぶりに料理をしました。

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カレーどす。ものすご美味しい!

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お母ちゃんのお箸も無事に出て来ました。ますます絶好調なお母ちゃん。

 

 

私はサラダ係。

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夜はお酒に合わせました。

まえにハッピー太郎さんのカレーがスピカに合った体験があったので、よく似たイメージで神開畑田酒 77を。ばっちりでした。

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萩乃露十水渡舟は、お酒としては、完璧に美味しいのに、カレーには77が合うのです

おもろい・・・・です。

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萩乃露は、里芋のアリゴには チーズやバターや酒粕が入っているので、むっちゃ合いました。黒コショウもいいし、黒七味もええ。

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マリアージュはマジック&楽し。

いたぎやさんとわだくみさんのレシピ

飲食店さんからの注文がほんに少なく=暇なので、レシピの整理をしていました。

わだくみさんの蒟蒻れしぴと、いたぎやさんがあまから手帖に載せてはった、酒粕ソースで作るレシピに挑戦。

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左が蒟蒻とキムチを炒めて、油揚げとスライスチーズを巻いて、焦げ目がつくまで焼いたん。右は、茄子のなめろう。焼きナスを包丁で叩いて、バターで炒めたエリンギと醤油 生姜 ミョウガ 味噌と酒粕ソース。ヘルシーで美味しい美味しい。お酒がすすむくん。

 

いたぎやさんのコメントによりますと、旨味重視の大治郎山廃をお燗で茄子の甘味やコクを膨らませてと。お~~~~っ

 

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エリンギピンチョス。エリンギとスライスした蒟蒻をオリーブオイルで焼いて、塩こうじで味付け。ほんまは赤蒟蒻やったので、七味をかけて。

 

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蒟蒻をちぎってよく炒める。フライパンでオリーブオイルとニンニクを炒めアンチョビと蒟蒻を戻し入れる。アンチョビはチューブを使ったので、薄味になってしもうた。

醤油麹を足したらよかったな。反省。

 

五目はんぺん揚げ。人参牛蒡レンコンは炊いておいて、ペースト状にしたはんぺんと湯がいた枝豆に酒粕ソースと米粉を混ぜて団子にして揚げたん。

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翌日 おにぎりと一緒にグリルで焼きました。ちょっと焦げたけどまあええか。

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里芋のアリゴ、。里芋と酒粕ソース チーズ 鰹だし バターの入ったペースト

クラッカーやパンにつけていただきます。

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酒粕ソースにバター そして、ニンニクが隠し味的に利いたソースが、萩乃露の十水渡舟に合います~~

ほんまに料理は楽し美味し。

いたぎやさん わだくみさん 素敵な滋味あふれるお料理のれしぴ、ありがとうございます。

 

裾野

滋賀経済NOWと同じ日に、平井商店さんがNHKに!

どちらも、かなりの時間放映されたので、実際はもっと時間をかけてはったやろし、気合いをいれての番組やったんやな。

 

弘子さんの体質について質問され、弘子さんがお酒に弱いので、私でも飲めるお酒を逆に造ろうと思いましたと。

 

毅さんも番組で、今までお酒を飲んでなかったひとに飲んで欲しい想いで生まれたのが、ふたご座のスピカやというてはりました。

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同じく、藤本酒造の畑田君も、チューハイは飲むけどお酒は飲まへんという若い人にこそ呑んでほしいと生まれたのが畑田酒 多酸性酵母No.77で仕込んだリンゴ酸たっぷりの純米酒です。爽快痛快な酸がとても爽やかです。なべかんむりも そんなお酒。

 

アルコール度数も低めで、やさしい味わいやったり 甘酸っぱかったり。

 

ちょっと前は邪道やとも思われたお酒が、今 裾野を広げる意味では、とても大事な存在となっています。

 

時代はどんどん変わります。一つの想いに凝り固まったらあきまへん。

 

あわせる料理を考えると、もっと売りやすいかも。呑み続けてもらえるお酒にしたいな。

 

 

牛慎

滋賀経済NOWで萩乃露の毅さんと直君ご出演。

感動しました。毅さん

何があっても潰さない。続ける!秘策はない。改善工夫しながら愚直にやり続ける。すると時代に合った何かが見つかる、生まれる。

美味しいを超える。超えた先の萩乃露に何かを感じてもらう、共感していただく。

 

直君

失敗してもいい。前に向かって進んでいく、挑戦し続ける。

沢山の種類のある萩の露やけど、そこは蔵元、酒屋、飲食店が 深く楽しく探っていく。

雨垂れは災害から生まれたので、強い意志を感じる。滋賀は小さい蔵が多いけど、みんなでタグを組んで手造りの味を広げ守っていきたい。

 ええ話や。

 今日は甥っ子のお店 牛慎のお店を応援しようとテイクアウトを取りに行きました。

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コロナで大変やけど、料理とワインがほんまに好きみたい。暇な時にもすることは山ほどあるし、新しい料理を考えてるんやて。頑張れ!

揚げ寿司はオリジナルメニュー。たれもいろいろ変化に富んで面白い。

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日野菜漬け、クリームチーズ干し柿。キノコも旨いよ。

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いたぎやさんは、レア酒を集めて頑張ってはる。

あゆらさんや京町食堂、下田屋さんも それぞれのお店にあった個性的なテイクアウトメニューを。

トヴインさんも お節料理みたいな素晴らしいお弁当を。

はなちょうちんさんも 日々リーズナブルな美味しいテイクアウトメニューを。

皆一生懸命、や。酒屋もできること ないやろか。

鯛飯

二日目は鯛めし。

料理人えみちゃんに教わったやりかた。

骨をグリルで焼いて、だしを取ります。

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昆布と鯛の骨とあらから、こんなおいしい出汁がでるのやと、感動します。

この骨は、生ごみ処理機で畑の肥料となります。

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糠漬け 日野菜漬けと一緒に、豊かなおひるごはん。

頂いた魚が最後まで生かされてなんか有難く嬉しいです。なんちゅうても過程を楽しませてもらいました。

 

今日もいろいろなお客様がご来店。

味噌鍋に合うお酒ということで無茶迷わはった末、不老泉雄町火入れを。きっと楽しんでいただけたと思います。

シュワ感はないほうが良いかたも、結構やはりました。意外や。

直で、きれっきれの初桜みずかがみに、栗きんとんが合いました!と。

ツーラビットさん、コーヒースタウトに合う料理を尋ねると、ハンバーガー。なるほど。

古酒にシナモンが合う!さらに、重さを散らすためのミントを入れると感動の味に。古酒には強い系のハーブを単一ではなく、いくつか合わせることで思わぬペアリングが生まれると、千葉麻里絵さんが言うてはりました。←今ちょっとはまっています嬉しいご縁をいただき毅さんに感謝。