酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

しもつかれ

なべさんに教えてもろた、しもつかれ。私は初耳やったやけど姉御はご存知で今度の会のメニューになっていました。
以下は資料・・・ふううううううううううううんと頷くばかりなり。

栃木の郷土料理で独特な味と香りとドロドロとした外見から、好き嫌いが激しく分かれます。(フナ寿司やもんじゃ焼きに通じますなあ)

鮭の頭はお正月の残り、お豆は節分の残り・・・とまさに勿体ない精神のエコ料理。

「節分の後の初午の日にしもつかれを7軒食べ歩くと、病気にならない」「なるべく多くの家のしもつかれを食べると無病息災だ」などの言われもあり、家々で個性があるので、重箱に入れて隣近所でやり取りする風習もあります。でもみな一様に「うちのが一番!」といわはるらしい)。

再度暖めなおすなどせず、勝手の土間に保管し、表面が凍ったものを暖かいご飯と食べることが最もおいしい食べ方とされている地域もあります。

何で夫が撮るとこないに美しいんやろか?

さてやってみました。息子はあきませんでしたが、母と夫には喜んでもらえました
そして一番喜んだのが私。美味しい!上に、なんか体によさそう!肌にもよさそう!ただし鬼おろしと鮭の頭はないので省略。大豆もなかったです(これは必須かも

圧巻は、さめたしもつかれをあっつあつのご飯にかけて食べること!

これは美味しいわあ~なべさん、ありがとうございました。

イデア料理というよりもずっとずっと昔からあったんやなあ。江戸期、飢饉の時に飢えを凌ぐための食物である救荒食(きゅうこうしょく)としてもよく使われるようになったそうで、歴史と風格をこんな鉢の中に感じさせてもらいました。なんか幸せな気持ち