酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

解脱・・・・・・・!!!!!

庄やさんが、鈴正宗 搾りたてのお酒をお客さんにサービスしはった所、・・・・・色のついた滓が・・・と持って来て下さいましたんや。結構長いこと酒屋させてもろてますが、これは初めて。正月用の金箔のように黒っぽい滓が浮かんでいるのです。

で・・・・朝市にPちゃんがお弟子さんをお連れになって、朝市にも来ていただいたのですが、終了後再びご来店。この話をしたら・・・仏教用語でいう解脱ですわあと。ぎょぎょぎょぎょ。そんな世界知らんかったわ。

Pちゃんは、鼻血が出るほどのお酒好きなので島根から神奈川まで奔走してはりまして。そんな中で出会われたとある酒屋さんは、この滓を見ると「ふふふ・・・解脱しょったな~」とにんまり誇らしげに笑われるそうです。こっちも鼻血出そうになります。そんなおもろい世界があったとは・・・・

藤井君にも聞いたら確かにむろか生のお酒には十分ありうることやそうな。

ワインにも酒石酸が結晶化してボトルの底に溜まることがありますが ワインのダイヤモンドとも呼ばれ逆にこれはええワインの証拠・・・・といわれたりもしますが、それに似たものらしいです。

ただ今回指摘のあったお店は庄やさん・・・・・ということは、まったくお酒のことを知らないお客さんのほうがむしろ多いわけで・・・そういう場合はちゃんと説明できるスタッフがいないと、昨今の事情を見ますと 良うないわけで・・・・・その辺が難しい。ただ。安全やということ、問題がないということだけでもよかったよかった・・・・

いろいろなことがあるけど・・・・・ふうん。まだお酒の世界ひとつをとっても知らんことが一杯一杯あるんやなあ~Pちゃん、ありがとうな。さすがや