酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

権座

権座のお酒が届きました!!

いままでそこそこ長く酒屋をさせてもろてまして、いろんなラベルを見てきましたが、これほど素敵なラベルはしりまへん。ここみのさんと呼んでいる権座のメインスタッフのお父様である造形作家 藤田丈氏の作品。湖の生態系保全にも水質浄化にもなる西の湖の葦(よし)筆を使って書かれ、また和紙も葦を混ぜた和紙が使われています。さらに「やまびこ作業所」の障害を持った人たちが、1枚1枚、心を込めて手漉きで漉いて作ってくださっているのです。なんか惚れ惚れします。ラベルが話をしているような不思議な感じさえ受けます。

で同じく権座のメインスタッフTさんからも、このお酒を見事に表現しはったお便りが届きました。以下がその文です。

アルコール度数18.2度、アミノ酸高めの濃醇旨口タイプ、トロミを感じます。現時点ですでに味はのっています。立ち香は穏やかなお花の香りで春を感じさせ、含み香でそのイメージはより確かなものになります。口に含んだ瞬間に綿菓子のような柔らかな甘さがフワッと現れ、残響は短くスッと消えたかと思うと微かな苦味が現れて爽やかなあと味になります。さらにその後、記憶を呼び戻すようにお米の香りが戻り、次のもういっぱいを誘うようです。

小幡先生からも高い評価を頂いたそうですし、喜多社長からも「今回の運動の中で、お酒の「品質」が評価されないと運動そのものに影響があるので心配し、緊張感をもって酒造りを行いました。金賞受賞酒を醸す以上に心をいれて醸させていただきました。「うまみがあって、キレの良い飲みやすいお酒」という、イメージで家杜氏と話し合いをしながらの酒造りでした・・」とのこと。プリンスのときにお会いした家杜氏さんも、「ええお酒ができました。自信の作です・・」と目をきらきら輝かせておっしゃっていました。

日曜日のイベントも大盛況やったそうです。詳しくはあひるちゃんのブログをご覧ください。小川酒店でも到着するなり問い合わせなど反応豊かで、この運動のすばらしさをしみじみ感じています。

限定で、どんどん無くなってきていますので、欲しい方はお早めにどうぞ。