酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

中汲み

今朝早く 神奈川にいる 鞍馬ん口のPちゃんから みずみずしい爽やかな画像が送られてきました。

おう~~~~~~っ!今年もいかはったんやな。

ここの 若水という酒米の今の様子です。


いろいろなお客さんとのお酒談義はいとおかし。

その中で面白かったのが ※中汲みの話。あるお蔵で 新酒のころ 中汲みとそうではないほうを利き比べたら そうでないほうがよかったそうなのです。

中汲みや袋吊りなど ちょっと贅沢な取りかたや搾り方をしたお酒については その時よりも時間がたったほうがよさが生きるのとちがうやろうかという話になりました。

実は何を隠そう そのお酒が薄桜の 近江藤兵衛の純米のはなし。
 
つい先日 蔵にうかがったとき お初の中汲みの話をしたときに「こわあて よう開けられへんのですわあ」とおっしゃってたのが印象的やったのですが なるほどそういうことがあったんですかいな。

でもあれから半年・・・きっときっと 落ち着いてええ感じになっていること間違いなしやと思います。

サンプルが届けられるのが楽しみです。 

でも中汲みがそういうお酒なんやったら 今結構あちらこちらのお蔵で 限定にて中汲みのお酒が発売されているけど これこそもっとおいといて 今は中汲みではないほうを売らせてもろたほうがええんやろか???

またいろいろな疑問が沸々と沸いてきますがな・・・

※お酒が搾られるときに 最初にほとばしるお酒があらばしりといって 名前通りふれっしゅ!!で勢いのある味わい。で最後に搾られる部分がせめ。昔はこのせめは 雑味が多いからと 他のお酒にブレンドされたりしてたんやけど、昨今はこのせめ好きも増え せめを寝かせて楽しまれる日本酒好きも。で、その中間部分が中汲み・・・・・いわゆるええとこどりで、きめの細かい一番おいしいところと重宝がられています。