酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

数字と美

お料理は毎日のこと。バイブルにしているのが 30年前の辰巳先生の本。おかあさんの浜子先生のもあります。で先生のことばにもありました。味のしくみは体のしくみ。食べたものは瞬時に分子レベルで体の細胞と入れ替わる。料理とは 理をはかる・・・法則がある。その法則を見つけたら美味しさは自ずと掌中にできる。

こうしてとらえますと お料理っちゅうのは 科学なんやな。30年もまえにこんな風にお料理を主婦の家事仕事を 科学してはったことに拍手喝采!!

こないだ知ったのが温度。なんでも沸騰させればいいのやなくて
魚の身なら80度 穴子の湯引きならお風呂にいれてやるつもりで。

で今朝はアスパラを湯がいて見たんやけど これがまた難しい。この野菜は余熱を計算できるようになると 野菜の味を思うように引き出せるようになるんやて。で、湯だったら ざあっと笊にあけるのではなく、静かにとって打ち水であら熱をとると・・・・あかん。今日の失敗。まだまだ未熟もんや。

ここにのっている野菜は日常の野菜たちばかり。そやのに 切り方 火の通し方 入れる順番 火加減が食べ心地よくできてこそ、味のしくみが完成し、日常見慣れている野菜がすばらしいお料理になるんやて。

主婦歴長いのに ほうっと ため息。ばたばたしてたら 簡単料理多いけど レトルトはなんか使う気がせええへん。シンプルでいて 合理的で 滋味あふれる毎日のごはんが 作れますように、日々 あぼうとな私やけど研鑽研鑽。マーボー豆腐。コツはミンチの炒め90秒と仕上げの片栗を40秒粘ること。これは成功!どちらもついつい 手早くと引き上げてしまいがちやけど、粘ることでこくが出てくるとのこと・・・・納得。