酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

旬眞庵 新春の宴

朝市のお馴染みさんでもあり 滋賀のお酒の大応援団Aさんが 主催されます お酒の会旬眞庵さんで行われました。1月なので新春の宴。

ええお天気で 庭も美しく お料理も Aさんが厳選しはった お酒も器も 集う人々もほんまに素晴らしい時間でした。

まずは義侠の慶という超高級な純米大吟醸。これは 3年から7年の熟成酒を絶妙にブレンドして作られた貴重なお酒。これが 冒険でお燗をつけてみましたら さらに美味しくなりまして またお燗冷ましになりますと 眠っていた甘みが蘇ってまいりましてこれは 感動しました。そして 冷酒とお燗冷ましを飲み比べますと お燗冷ましのほうが美味しかったんや。こんな 貴重なお酒をお燗できるのは こういう時ならでは。


鮃のへぎ造り。あま~~~~~い!ここの料理教室の生徒さんがやはるので そのHさんによりますと、ものすご 大きく質のええ鮃やそうです。

そして それには なんと東力士という洞窟熟成酒が。初めて感じた独特の味わいでした。Aさんいわく 思ったほど濃くはなく 意外とあっさりしていたので このお料理に合わそうと思わはったそうです。なるほど ほんまや。


椀物 玉子豆腐の上に小鯛が載せてあり 雪見仕立てになっています。緑色のんは、うぐいす菜という ほんまに美しい名前の菜っ葉。新しい名前にも出会える慶び。


そして八寸。これと 次のお料理に合わせるお酒が 私の宿題でした。Aさんとのいろいろの相談の結果、笑四季 知事賞受賞のお酒を。あっくんいわく、昨年のお米のできが良くはなかったことが返って功を奏して 香りも味わいも派手ではない ちょっと一歩引いた 料理にも合わせられうる純米大吟醸になったそうです。八寸のいろいろなお料理を受け止める懐の深さがありまして 私もほっと満足。

とくに 串さしの鶏丸が美味しかったので聞きますと、ほんまの鶉まるごとをいちから調理し、たたいた逸品なんやそうです。
ちしゃとうというのがあり、これは韓国料理にでてくるチシャの茎の部分で これがこだわりの白みそで漬けてあります。小鯛寿司も柚子が利いていてものすご美味しい・・・

                               続く