酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

慎みを食卓に

妹がもってきてくれた辰巳芳子さんの本 慎みを食卓に NHK出版・・・感動や

器もむちゃ 素敵。牛肉の味醂干しやら、目からうろこも落ちましてん。

結婚するときに買うた本 ゆずりうけた母の味は今も愛読してるけど
食に対する哲学がずっとぶれてない。

多分相当厳しい方やと思います。

風土と共に生きる事 生きるとは何か?それは 時間を紡ぐこと。梅仕事をしていると梅の木が育ち 実がなるまでの1年という時間を身体で感じることが出来る。

まさにこれらのことは お酒そのものやと思いました。
酒屋をさせてもろてるお蔭で さらに梅仕事や味噌造りや畑もさせてもろてるお蔭で私は ほんまに1年という時間を身体で感じることが出来ていると感じます。

味はひというものは、おのづからなるもので、ものの持ち味を生かす、導き出すところにあるのやて。それゆえに理(ことはり)を料(はかる)と書くのやて。ええ話や。
じっくり 読み味わいたい本です。妹 ありがとね。

この辰巳芳子さんの命のスープは有名やけど ちーむあねごのまこさんが 今大津市民病院でスープ造りのボランテイアをしてはります。ほんで その帰りにお酒を買いに来てくれはるのです。えらいやっちゃ。そやのに 全然えらそぶってはらへんとこが またえらいやっちゃ!

畑で採れた じゃが芋玉ねぎは 小さいもんばっかり。でも 一生懸命そだったので美味しい愛しい・・・・自然に おおきなおおきな感謝をこめて・・・・・おおきにおおきに。