酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

お酒の話し色々

 色々なお蔵からサンプルを頂くことが多いのですが、このところサンプルの感想をちゃんと返したい!という気持が強くなってきたので これがまた難しい。

180mlの中に込められたお酒とその想い。

最初に飲んだ時と しばらく置いた時の違い。

新酒は特にその違いが激しく 今日の香の泉の唯々は 激変!

時間を置くとむちゃ美味しくなったのです。

あるお蔵さん曰く、同じようにタンク2本を搾って 酸度やアミノ酸や日本酒度はほんまに同じやのに できのええのんと悪いのんがあって びっくりします。今年のお酒もそうで 残念やけど出来の悪いのんは商品化することを止めましたとのこと。難しいんやな。

欠点が特に見当たらへんのに これもらおうっという感動に及ばないものや、決して優等生ではなく どちらかというとヴァランスはよくはなく暴れているのに 感動したのが 神開のひしゃく酒。7号でしか出さない鮮烈な味わいが飲み手の心をぎゅっと掴みます。

不老泉の初しぼりも同じく7号酵母!横坂さんの作で 旨い!!ので 好調やったんやけど 聞いたらほぼもうお蔵にもないそうです。えらいこっちゃ!!

けど不老泉は今、山廃もんが充実しているので 新酒をあえてのんでもらわなくても大丈夫やな。

績社長も書いてはった渋み・・・・というのが これまた難しい。渋み苦みというのは 微妙な表裏一体の欠点か長所になるので ほんま難しい。

どのお蔵も続々と新酒が産まれ そしてその反応が賛否両論で あわあわすることが多いです。

引き出しに、色々なひとの意見や感想をしまいながら、自分自身のものさしをちゃんと持たなあかんし。