酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

初桜 安井酒造さんへ

安井さんのお蔵のある土山は 雪があまりふらず(雪が降ると返ってあたたかくなるそうなのです) ほんまに底冷えする土地なので、特に設備を整えなくてもお酒造りには最適。

特に今年はよう冷え込んで ほぼ5度やったので、低温でじっくりゆっくりええ塩梅にお酒を醸すことが出来ましたとのこと。ますます 期待が膨らみます。

ずらりと並んだ初桜のお酒。

しぼりたても玉栄も新酒と一年もんがありまして それぞれに美味しい。まさに 生まれたてのフレッシュさをとるか 程よく丸味のでた1年の時を経た味わいか・・・

さらに日本晴は今年は60%。ちなみに昨年は55%。一昨年は65%と いろいろ研究してはります。

日本晴と玉栄は中ぐみもありまして。これはかなり違いました。とくに玉栄は中ぐみの方が渋いのです。が お燗すると化けました!

そして 小蔵元の会で初挑戦のみずかがみ。これは木材の香りがするとの面白い声も。


そして昨日書いた 山田吟次郎さん。これは 5月か6月に出荷予定とのこと。新酒はふれっしゅやけど 若渋も感じられるので、そのくらいになった時の味わいも楽しみや。

これは非買ですが ふくひかりの棚田米と こしひかりの鮎河もありました。

どれもこれも、お米の良さがほんとうに素直にで出ている蔵ですね~と。ほんまやほんまや。

この中から 2本を選ぶのに 悩みました。それぞれに美味しいし、お客さんの顔を思い浮かべながら・・・結局 迷いに迷いまして しぼりたての新酒と玉栄の中ぐみになりました。玉さんは お燗の変化もぜひぜひお楽しみください。


ここも 平井さん同様 ついに大きな冷蔵庫を導入!皆さん設備投資が大変やと思いますがよりよいお酒造りを求めて日々年々進化成長してはるのが みていてほんまに頼もしいです。

大雨の中でしたが 雨音をバックミュージックに 色々なお酒談義 楽しかったです。安井さんのダジャレもますます盛んやし、奥さんの焼いてくれはった酒粕もむちゃ美味しかったです。お忙しい中 ほんとうにありがとうございました。