酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

笑四季酒造&竹内酒造

お客さんからの要望で 笑四季酒造さんと竹内酒造さんに伺いました。
どちらも それはそれは有意義な時間でした。

久しぶりの笑四季酒造。

他のお蔵が使っている 木でできた箱麹はここでは プラスチック。山崎製パンのあれです。使ってみてなんの遜色もないそうです。右手にある木を 下にかませて空気の通りをよくします。

右手前に見えるのが ニトリの掃除機。これをちょっと改良すれば 10倍もする脱水機と同じ働きをしてくれます。数年前に訪れた時はさらに原始的で、これをくるくる回して脱水してはったのが懐かしい。
これが2012年の時の写真。あっ君ちょっと長髪や。

とにかく 清潔!洗い!洗い!酒袋も毎回徹底的に洗います。


外側だけが放冷される放冷機を撤廃!自然放冷により 芯から自然に放冷されるのです。

昨年より登場した槽。フルフル回転!毎回綺麗に洗われた酒袋で搾られていきます。

一方 人海戦術として ラベルはりとかもろもろが すべて手作業。結局機械を取り入れると 故障したりするので人の手が一番やて。

亡くなったおやっさんのチョークの字・・・

センセーションには甘く仕上がる独特の麹菌 角六麹菌「白夜」を使用。甘く仕上がる麹菌。 これは 酒粕が黒くなるそうなので酒粕は全てトン単位でトラックで産廃・・・・もったない!

あっくんは 杜氏でありシャチョウ。経営していかなあかんし、ええお酒をつくらなあかん。赤字ぎりぎりやけど 続けたいモンスーン。センセーションも 実はぎりぎりやけど フル回転で沢山つくることによりなんとかクリア~。海外輸出がますます増えているそうです。こちらは特に中国台湾などのアジアがほとんどやそうですが、香の泉はアメリカがほとんどやて。

そんなお忙しい中 こういうややこしい根掘り葉掘りのお客も訪れるやろし・・・・・ほんま 大変やなあと思います。けど それをこうやって形にしていってはるのは すごいことや・・・・・と思いました。

何かと話題になり そして 比較される不老泉。ある意味真逆の方向を言ってるかも・・・・・けどどっちも 違ってすごくいいと思いました。

続く