酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

笑四季と不老泉

おすすめおまかせ10本というてくれはるお客さま、この頃笑四季と不老泉多めとのご希望。

うちでも、この二つのお酒、他にない味わいなので、また造っているひとも魅力なので人気ですが、方向性が違います。

数年前、それぞれに笑四季をどう思いますか?不老泉をどう思いますか?と尋ねたら、面白いように、興味ないですとのことやったんや。

 

けどこの頃、違うながらも、それぞれに意識して認め合ってはるのが、酒屋の私としては嬉しいし楽しいし興味深々。

 

笑四季の阿に使われている10号についてあっくんと話していたら、なんと不老泉の杣の天狗についてむっちゃ知ってはる!毎年のアルコール度数の違いとか、ようそこまでと思うくらい知ってはる。

 

想えば、杣の天狗は蔵付き酵母の山廃で有名な不老泉の中では、速醸なので異質の存在。そやのに大人気を博して、ある意味不老泉の看板商品になりました。PBがこんな風になることは珍しい。

 

昔は速醸はすべて10号やったのに、蔵付き酵母との相性が良くないのではとのことで、7号に変えたものの、杣の天狗だけは10号しかこの味わいが出せないと10号のままで今に至ります。

10号酵母は別名小川酵母酵母は不思議くん。

f:id:ogawa-sakeshop:20210526084822j:plain

小川酒店の包装紙の一部、まさにそやっ❣