酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

向井酒造 くにちゃん 生酛の巻

美ずきの会 今回は向井酒造のくにちゃんを迎えて~

 

一度お会いしたかったので、楽しみに参加させていただきました。

お話がとっても面白い。

しかも一生懸命に酒造りに向かう姿勢にぐいぐいと惹かれます。

ここは足で潰す長靴きもと。田植えの長靴なので感触がわかりやすい。

6時間くらい時間をあけながら、3回目くらいでしゃばしゃばになります。

そのあと低温10度くらいで温度を上げ下げしていきます。

雑菌が入ると、櫂をいれた瞬間にぼこぼこぼことマグマのように暴れだす

そうでないときは櫂をいれても、し~~~んと静か。

そうなると、一部のもろみをとって60度くらいに温度を上げる。

それをもどしては上げ下げして、40から50度くらいにしてやると野生酵母が死滅する。

甘くなると糖度が溶け出して、米の溶けたねばりで野生酵母がいられなくなる。

健全に培養すると酸は上がらない。

生酛の癖を作らない飲み飽きしないお酒を造るのがうちのやり方。

鼻から抜ける生酛の風味以外は普通のお酒と変わらない作り方。

 

ここの山廃きもとは2年は寝かせて出す。新酒ではほぼ出さない。そのように麹をつくるのやそうです。そして見事な今回のお鮨にむっちゃ合いました。

小松聖児さんさくの ビワマスは白エビを食べたのと赤海老を食べたのん。

生のミンククジラ!!!

続く→