酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

半夏生と蛸

恒香さんからずいぶん前に頂いた半夏生が、美しく咲き始め 葉っぱもみごとに真っ白になり、小川酒店の店先に。

夏至から数えて11日目にあたる日が七十二候の半夏生 今年は7月1日やて。

そしてそして ものすごええタイミングでお隣の漁師さんから採れたての蛸がとどきました。

8本脚の蛸の吸盤が吸い付くさまにあやかり、苗がしっかり根を張りますようにとの願いを込めて、神様に蛸を捧げた事から この日に蛸を食べる習慣が生まれたそうです。

また蛸に豊富に含まれているタウリンが、田植えの疲れや夏バテを防ぐそうです。

さてさて蛸料理どす。

蛸入りピザ

 

薄く切るのが難しい。蛸のカルパッチョ。穏座の塩と黒田農園のトマトとルッコラで。

 

実は呑みきりで高評価をつけたおっとですが、すぐに忘れてしまわはる。

毎月届く別誂え、これは是非一度開けて呑まなと。

適度な吟醸香があり、柔らかな口当たりのよい王道的な日本酒。

吟吹雪(滋賀県産)と山田錦(兵庫県産)を使用した、精米歩合60%の純米吟醸酒です。

一部は扁平精米(お米をお米の形のまま削る手法で精米の効率が非常に良い)ですので60%といえども味わいは綺麗です。

なんと税別2300円!

カルパッチョに ええ感じで合いました。

度数も15度で、この季節にもぴったりです。

 

マリネ。

 

次は蛸の柔らか煮と 蛸飯に挑戦します。

お隣さん、ほんまにいつも季節の旬のおいしいもんをありがとうございます。