酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

生きるぼくら

原田マハ 生きるぼくらを読み終えました。

感動や。

離婚 不倫 いじめ 認知症 ひきこもり 色々な人たちが お米作りを通してぐんぐん上を向いていく話。

 

複雑な世の中、いつだれが病んでもおかしくない昨今。

 

私たちは自然から米から ほんまに生きる力をもろてる。

無性に有難い気持ちになる。生きてる証っちゅうか、自然と命と自分たちと、皆ひっくるめて生きるぼくら。

 

この本を読んでいると、ご飯とおつけもんとお味噌汁がいかに美味しいか。

原点や。

大治郎さんが自らお米を育ててお酒を作ってはります。

また不老泉が天秤搾りで木槽天秤搾りをしてはります。

そしてどちらも 蔵付き酵母で 天然の力を信じてお酒を醸してはります。

 

マーサおばさんの お米造りと二つの蔵のお酒造りが 本を読んでいると無茶重なりました。

 

今月もいよいよお終い。

そして2月2日はお母ちゃんの命日です。

昨年一月二十三日に入院した妹が、今お母ちゃんの命をもろて 元気に生きています。そのまんま 背伸びせず ただ 今こうやって生きていることに有難うを この一年ほど切に感じたことはありません。

能登も大変やけど、皆皆 祈って感謝して生きていこうと思いました。

畑の水仙。春の訪れです。