酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

味噌つくりぱあと2

さあて、今回2回目の味噌仕込みです。

前回はNちゃん宅で優れものの機械(上等のハンドミキサー?)にお世話になりましたが、うちにはそういうものがありませぬ。でヨガの先生にええこと教えてもらいましたんや。親指と人差し指でつぶれるくらいにゆでる、あるいは蒸すとありますが、違うねん。親指と小指でつぶれるくらい・・・ということはかなりにょにょにょ・・・・というくらいに軟らかくすると、ものすごく潰し易いそうなんです。で、火をとめては消し止めては消しを繰り返し、やらこうやらこうしましたんや。

さらに先日うかがった増本酒造のきらきら目の輝く藁科くん、いつぞやこの蔵に姉御とあひるちゃんと訪れた時、タンクの中で踏み込み粕を踏んではったらしいのです。で、もう一人の蔵人さんと二人で踏んではったので、自分が出て行ったらもう一人の蔵人さん一人で寂しいやろうなあというのと照れくさいのが重なって、出るに出られず、おもろい盛りあった会話をタンクの中から聞いてほくそえんではったらしいんです。・・・そのことがおかしくて、心に残っていたのですが・・・・・そうや!大豆もこれでいこう・・・・・と、失礼ながらビニール袋に入った大豆を足で踏ませていただきました。で、・・・かなり手早くお味噌が仕込めました。

今回は倍麹です。大豆1kg麹2kg海の精の塩610gを常滑の壺で。(前回は大豆1kg麹1kgともうちょっと廉価な赤穂の塩500gでタッパーウエアーにて)・・・・・それぞれにどんな発酵をするのでしょうか。楽しみ楽しみ。

置く場所も、暑くなるまでは暖かいところに置いて置いた方がええとか。いやいや動かさず冷暗所の同じ場所に置いとくべきとか・・・・毎日見てやって、ひっくり返したりしてかもてやって下さいとか、いやいや過保護はあきません、触りたくてもじっと我慢・・放っておくのがよろしい・・・とか、考え方もさまざま。こんなんもお酒・人間・野菜・草木を育てるのに似てるのとちがうやろか・・・・