酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

ひと手間・・の大事さ

おっとがとあるご縁で京都の瓢亭のおしごとをさせてもらいましたんや。
瓢亭に飾られる花はすべて、14代目髙橋さんが丹精こめて育てたものやそうです。
季節を彩る花は料理を引き立てる名脇役なので、 目でも季節を味わってもらう・・・それが瓢亭のもてなしの心やそうです。そして行過ぎず足らないことのないような自然で満足していただくもてなしの心を大事にしてはる・・・さすが一流のほんまもんの料亭や・・・と 。

そして、『鯛は瓢亭はん』といわれるくらい鯛への想いやこだわりをもってはりまして
瓢亭の鯛は明石で獲れたものだけ・・しかも 重さは1.8kgから2.5kgまでの雌の鯛。
そしておっとは鯛の昆布〆への手間のかけようと熱い想いに、えらく感動し、
今度やってみるわ~と張り切ってはります。

我が家でも教えてもろた美味しいハンバーグのコツ・・・・炒めた玉葱も牛乳に浸したパンもミンチもしっかり冷たく冷やしておくこと、ミンチは白くなるまでしっかり練ること(2分間!)、玉葱を炒めるときには味付けはせんと練るときに味をつけるのもコツらしい・・・というひと手間をかけたらえらく大好評でした。このパンもツエルマットから買うてる粉やから余計美味しいかも・・・

うふふ・・・・今日のお弁当は辻さんに教えてもろた、おでんの大根をバターで炒めてバルサミコをかけるという一品を入れました。これは残り物利用やのに、逆にひと手間がかかったことになる優れもの。辻さんはいっつも包み隠さず料理のコツを教えてくれはります。辻さんとこの美味しいコロッケのひみつはナツメグらしいわ・・・ありがとうありがとう!
これからも根堀葉堀ききますのでよろしゅうに

瓢亭とはぐ~んとレベルは違いますが、美味しいと言ってもらえる喜びを大事に、想いを込めて・・ちょっとひと手間かかけて暮らしていけたらうれしいな