酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

カリフォルニアのワイナリー

昨日に引き続き カリフォルニアのMさんから カリフォルニアワインの生き生きとした写真が送られてきました・・・ええなあ。


こちらは、@Joseph Phelpsです。


そして こちらがシリコンバレーにある あの有名なRidgeワイナリー

歴史に残る パリスの審判。フランスに カリフォルニアのワインが勝ち、「優れたワインはヨーロッパでしか生まれない」というのが通念だった時代がここに終わる。さらに その際「カリフォルニアワインは熟成しない。30年後に同じワインを飲めば、フランスが勝つ」と述べていたにもかかわらず 30年後リッジのモンテベロ 1971年が圧勝!すごい!

Mさんは 今回@Ridgeでは、2004年のモンテベロも試飲させてもらわはりまして、10年間熟成されていても、まだまだ暴れ馬のごとくで、「本当にとがっているところの、先の先の先端のカドが、ようやく取れ始めてきているのかな?」と思わせるくらいの熟成でした。熟成に、一体この先どのくらいの年月が必要なのか、、、。本当、モンテベロを購入する際には、自分達の寿命と相談する必要がありそうなので、我が家では、これまでモンテベロを購入した事はありません(笑)。・・・とのこと。なんか すごいわ。

リッジのワイン哲学は、純粋培養酵母ではなく、畑からもたらされた土着の酵母のみを使って発酵を行う。そして、培養乳酸菌を添加することなく、自然にマロラクティック発酵が起きるようにすること。まるで不老泉みたいや。そして、その土地らしさを表したワインを造ることである。出発点は、とびきりのブドウ畑を持つこと!そして 適熟の葡萄であること。

どんどん工業化していくワイン業界の中で、ローテクなワイン造りの技術とハイテクな分析技術を、ともに持ち合わせている。素晴らしいワインなんや。呑んでみたい!


シリコンバレーを見渡す事の出来る、こんな高台にある葡萄畑の中に、お宅を構えている方もいらっしゃいますとMさん



いまMさんが はまっている negroni(ネグローニ)


ネグローニは初耳。調べたら カンパリベルモットドライ・ジンを合わせたカクテルの一種やそうです。美味しそう・・・・・・・
あちらは 年中湿気が無くて 心地よい風がふいていて、日本の5月のような気候が一年をとおして続くのです。

Mさんのおかげで リッジというワインを知ることが出来ました。ほんで 美しい写真とともに ちょっこしカリフォルニアに旅したような気分になりました。ありがとうございます!