酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

不老泉 踏み込み粕

酒粕と言えば不老泉・・・けど ここの酒粕はお酒と一緒で出るのが遅いのです。

上原の酒粕として恥じない酒粕を出したいとのことで(これについては特にお母さんの想いが強いのです) 年内のお酒ではなく年明けからの酒粕しかださはりません。が この美味しさがたまらなく酒粕ファンの心を掴み 待ち焦がれている人が仰山やはるのです。

なので、去年は結構大量に冷凍してましたんやけど それも底をつき。

今小川酒店では踏み込み粕プロジェクトをしています。なんでもプロジェクトにしたらええもんちゃいますけど

野菜や肉や魚を漬け込むのはよくしてはりまして。

これは胡瓜と白菜。

あと クリームチーズとあえたのも美味しいし 白味噌と和えるのは和えてからちょっと熟成させるとよりおいしくなりさらにそれといぶりがっことも相性が抜群でお酒に合います。

チーズにいぶりがっこにおつけもんにお酒・・・と醗酵同志は合わへんわけがありまへん。

ワインバーHINACOのなりちゃんは 世田谷で400年続いているというぼろ市で不老泉の踏込酒粕チーズと豚酒粕を出さはります。なりちゃんの腕にかかると どんな美味しい肴になるのやろと楽しみです。

ということで今度の朝市不老泉の巻では その踏み込み粕も販売させて頂きます。今回 2キロ単位で販売しはるところを 小分けして500グラム250円にて大サービス販売させて頂きます。

踏み込み粕のレシピを見るために 肴の本を見ていたら色々愉しそう美味しそうなもんが・・・・
鶏豆腐けど これ複雑なんや。いったん炊いた鶏だけを一晩寝かせるというところがミソなのやそうです。

お馴染み100円の鰯でオイルサーデインをつくってみました。塩を振って一時間以上おいてその後 水分を取ることがミソやそうです。なんか この造っている過程が面白い。

まだ試してへんけど、豚ばら肉の味噌漬けも美味しそう。これも塩だけで3日熟成させてほんでたれで漬け込みます。で、このたれには味噌や胡麻やニンニクやザラメと一緒に酒粕も入っているのです。やってみよ・・・・