酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

斎田杜氏

びっくりしました。

斎田杜氏、ご来店。

遊びに来ました~~やて。

嬉しいです。

ちょっと前にご来店になった神亀さんのことも、さすがによくご存じでした。

埼玉の蔵ですが、お米は阿波の山田錦にこだわりがあり、西のお蔵さんとのご縁が深いことも。

私は言いました。

神亀のお酒は、北島の65%磨きのきもと玉栄加水火入れの熟成もんに、とてもとても似ていて共通するものを感じますと。

何年もの熟成に耐えうる強い酒質を目指し、「今」ではなく、数年先を念頭に仕込んだきもと熟成のお酒。
10年経っても変わらずに旨い、芯のある酸味はきもとならでは。奥に引き込まれるようにスッと体に馴染みます。
冷やではなく、燗、または燗冷ましで。温めるとググッと酸が目覚め、食べながら飲むと心地良い余韻を楽しめます。

斎田さんはほんまに フットワークが軽くて実に楽しそうに愉快にお酒を語ってくれはります。日置桜にやはった斎田さんに北島シャチョウが惚れこまはったのも頷けます。人間的にもお酒造りにも全面的な信頼をおいてはるのが、すてきすてき。

また斎田さん遊びにてくださいや。

やっと咲き始めた小川酒店のアジサイは、まるで北島きもと。華やかさはないのですが、しみじみ味わい深い地味なアジサイ。でもたくさん花をつけてくれました。