酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

日本酒コンシェルジュ江口さんのコメント 冨鶴

続いて冨鶴さんのコメントです。

杜氏さんは毎年新しいチャレンジをしている。

その一つがこのGrazie。

とても甘いお酒だけれど、自然にバランスが取れている。

 私も同感。超あまいのに、バランスがよいのが不思議君でした。

しっとりした和菓子を思わせる、白あんのような甘味とマットな口当たり。

それを酸味がしっかりと支えている。

 この表現力 まねできまへん。

愛と乳酸もりもりは、試飲して思いついたタイトルだそう。

こちらもお菓子っぽい。やわらかくて甘くてマット。

羽二重餅のようなテクストチャー。

お酒は口の中にあるのに、心は包まれている。

哲学者 詩人や。

6年熟成の瑞雲は、グワリと力強く、熟成感が来る。

ナッツや米飴の香り。

こちらも引っかかりなく、後半の酸味 うま味  甘味がよい。

「うちの酒は貯蔵して伸びる酒」と蔵元さんは語る。

 貯蔵して伸びる理由はなんなんやろ。

私はこの最後のコメントにもとても興味を持ちました。

もうちょっと掘り下げて聞いてみたいと思います。

 

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今森さんの薔薇と木下さんの薔薇が満開。木下さんの薔薇は芳しい香りがするのです。

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